日本文化論A

授業コード 受講区分 学科 授業期間 履修年次 単位 担当者
116851   日本文学科 前期 2・3 2 荻田 清

授業の主題(テーマ)
古典落語に見る日本文化

授業の目標(講義概要)
現在古典落語と呼ばれているものは、江戸時代末期から明治時代に成立したものである。明治維新をはさむことになるが、その変化は第二次世界大戦をはさむ変化とは違って、庶民生活の部分においては緩やかなものであった。古典落語には庶民の生活がいきいきと描かれており、失われつつある日本文化が詰まっていた。落語の笑いを通して、かつての日本文化を見直してみよう。

授業計画
1、『貧乏花見』………花見の習慣
2、〃    ………長屋の生活
3、『東の旅』 ………旅の楽しさ
4、〃    ………旅の苦しさ
5、『立ち切れ』………江戸時代の恋
6、〃 ………若旦那の遊び
7、『口入れ屋』 ………職業選択の自由
8、〃 ………商家の一日
9、『百人一首』………根問い
10、〃   ………狂歌と川柳
11、『猫の忠信』………常識としての浄瑠璃
12、〃 ………稽古事
13、『景清』………庶民信仰
14、〃 ………古典への憧憬

評価方法
受講態度(出欠含む)と定期試験

テキスト
なし

備考
実際に見にいくことを強くすすめる。